3月11日

 

あれから10年

あんなに恐ろしいことがあったろうか

自然にはたちうちできない

それを思い知らされる

地震がおきて津波がきて

原発が爆発して

たくさんの人が亡くなって

電気のない生活には戻れないかもしれないけれど

使わなくてすむものは使わないようにしようと改めて思う

そして一番は

一日一日を大切にしようと思う

 

テレビでは音楽をやっている

切なくなりますね。 

 

すばらしき世界 * 映画

「すばらしき世界」観てきました。

役所広司長澤まさみ、仲野太賀くん

その他すばらしい役者さんが多数。

役所広司の三上がチャーミングなのです。

ヤクザの極道のはずなのに、、、

やさしいのです またそれが切ないのです。

長澤まさみ、、、いいですね、安心して観ていられます

いろいろ叩かれても、文句も言わずコツコツ諦めず頑張ってきた人ですから

この映画にピッタリですね。すばらしい女優さんになりました。

太賀君、今回も頑張ってました

太賀君が三上によって成長するのと同じく

観ているこちらも太賀君と共に成長させられたような気がします。

キムラ緑子、ヤクザの姐御ででてきます

めちゃかっこいい

その姐御の放った一言に涙

梶芽衣子さんも保護するほうの良い人で出てきますが

姐御と言ったら梶さんでしょうと思ってしまいました。

スーパーの六角さんや市役所の北村さんとか

最初はあれ?と思った人たちも

三上と接するうちに気持ちの良い自分が現れます。

たんたんとドキュメンタリーのようにゆっくりと三上の日常が進みます。

後半になったころから

三上がこの世界とすりあわせられるように

ものすごく我慢して我慢して我慢して自分を殺します

こちら側の世界は

裏でいない人の悪口をいい、みんなであざ笑う

ふつうの職場あるあるですが、みにくい世界です。

そんな中に溶け込まなくてはいけない現実

やさしい人はこちら側では暮らせない

三上はこちら側の世界に足を踏み入れたとたんに

生きるのを終わりにしてしまいます。

やっぱり優しい人は生きていかれない世界なのでしょう。

 そして 

青空にバン!とすばらしき世界と題が浮かび上がります

緑子姐さんの放ったシャバの空は広いとつながりました。

こちらがすばらしき世界なのか?そちらがすばらしき世界なのか?

お前はどうなんだ!と叱られた子どものような気分になり

涙が止まりません。

役所さんの演技もすばらしくてよけいに悲しくなるのです。

心がざわざわして、よい映画でした。

ありがとうございました。

 

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考える練習   追加

すごい時間がたってしまった(汗)

前回の考える練習で書き落としたことを...

保坂さんがペットを売ることについて書いてあったのだが

私が勤めている会社の唯一良かった点が

ペット販売をやめたことだ

きっぱりとやめて

猫保護活動をしている団体と譲渡会などを開くようになった

確かに売れ残ったら、ペット担当者が困る、非常に困ることになる

それは社員にとってかなりのストレスだ

今月、保坂さんのリモート講義があるので申し込んでしまった

話の内容が私に理解できるのか

そもそも

このおんぼろパソコンに、ちゃんと映るのだろうか

ドキドキ

 

図書館で養老さんのまるちゃんの本があったので借りた

まるちゃん、どうしてるかなと検索したら

去年の暮れに亡くなったことを知った

人間のようなまるちゃん

きっとチャーちゃんのようにお空で踊っているかな

まるちゃんのことだからのんびり雲と泳いでいるかな

 

 

考える練習

保坂和志さんの「考える練習」を読む

保坂さんの本、やっと2冊目

私自身、子どもの時から考えることが好きだった

布団に入って寝るまでの間が私の考えるの時間

なので今も、早く布団に入れる日は今日は考える時間が出来てうれしい!と思う

考えるというよりは想うって方なのかもしれないけれど

この本は、保坂さんの考えるいろいろなことが書いてある

よんでますます保坂さんに影響されるので

よく考えないでやっぱりそう!っと思ってしまうのである

本の中に

猫はうちにいた方が幸せなのか、外で自由にいた方が幸せなのか

前々からこれで家人ともめていた

家の近くの大通りで、のし紙のように猫がつぶされていたりすると

やっぱり外には出せないという意見と

猫は自由にしてこそ猫 それで死んでしまっても悔いはないという意見

保坂さんは「猫が外で暮らす1年は、家の中で飼われる10年よりも楽しいじゃないかと思う」と書かれていた

おお!こんなところに答えがあった!と思いびっくりした

でも、いま家の中にいる猫を外には出す気は起きない。と続いているので

それもやっぱり同じと思いうれしくなる

いろんなさまざまな世の中の疑問を考えるきっかけをくれる本

大事なことがごまかされて

おかしいことが何も疑問に思わずに行われていることに

考えた先はやっぱり行動なのだ

 

 

保坂さんの新刊でてるっぽい

早く読みたい!!

 

 

世界ネコ歩き * 映画

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岩合光昭の世界ネコ歩き」観てきました

ちょっと癒されようと思って気楽な気持ちで行ったので

油断してました。

めちゃめちゃよかったです。

前回の1作目もすごいよかったのですが、

今回は人生観をぐわんぐわんされたような感動

たくさん泣いてしまいました。

今回はちょっと感想長くなります。

 

まずは北海道の牧場で暮らす猫たち

母猫たちは共同で助け合いながら子猫たちを育てます。

牛の乳、飲み放題ですよ!

牛たちが牛柄のねこと仲良くしてるわけです

もうそれだけでかわいい

映画館でこのポストカードもらえました ↓

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猫たちの社会には厳しい縄張りがあり

ボス母ネコ(ヒメ)が縄張りを守るわけです。

その母猫にくっついている息子猫(カーショ)

3歳にもなるのに母が見当たらないとにゃーにゃー鳴いて探して回ります。

足の太さといい、甘えん坊なところといい

うちのチビにそっくりです

チビの母は美しい猫で顔も小さく美しいサビ柄で

体系もすらっとしていてオス猫たちは放っておかないでしょう。

どっしりむっちりのチビには全然似ていません。

チビのお母さんはチビたちがある程度大きくなると

うちの父に子どもたちを託し縄張りを譲り、去っていきました。

優しくてけなげな、かっこいいメス猫でした。

話がずれましたが

映画のカーショもいよいよ独り立ち

ヒメ母さんとお別れ。。。

と思いきや 最後しっかり戻ってきます^^

そこで岩合さんの声が、、、

いろんな猫がいるんだから君はそのままでいいんだよって

もうほんと優しい声で言ってくれるのですよ(泣)

そしてもうひとつ

ミャンマーで暮らす猫家族

またこれがほんとにすばらしい

猫を飼うとかじゃなくて

人間家族と猫家族が共同で暮らす感じ

ミャンマーの家族の家は水の上

朝起きるのも猫と一緒、顔洗うのも猫と一緒、漁にも猫をつれて出かけ

人と猫がやることが同じなのです。

猫家族の父と母は子猫たちに泳ぎを教えます。

父猫が母子と暮らしを共にするのはすごく珍しいそうです。

この父猫(エーワー)はここで暮らす少年と絆が深く

お互いがなくてはならないものであり、お互いがわかりあえている

きれいな水の上で、家族一緒に魚を捕りながら仲良くのんびり暮らす。

ああこれが天国か

天国が現実にこの世にあったんだという衝撃

死んでからいくところじゃなくて

いまここに天国で暮らす人と猫がいる

日本は生まれて気がついた時にはもう競争が始まっています。

良い点数を取った人が一番、何をしても人と比べられます。

ずっと競い合うのです。

よく考えても恐ろしいことです

日本の自殺者は世界でもトップの方です。

天国から遠いところで暮らしているわけです

何をどうしたら変えられるのか

考えてみようと思います。

この映画を観ることができてよかった。

猫はいろんなことを教えてくれますね。

岩合さんありがとう

どうかすべての人にこの映画を観てほしいと思いました。

 

のんきな顔をして眠るチビです。

君はシアワセかい?

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パラサイト * 映画

パラサイト、昨日テレビでやりましたね~ノーカット

映画館で観れなかったのでしっかり観ました

怖かったあ~!ほんと怖かった

映画館で観てたらもっと怖かっただろう

何が怖いって あの半地下の家

私も子どものころと言っても中学生まで

長屋で暮らしていたので(それもぼっとん便所)

その頃の怖さも思い出されたのか

外の見える地下に住むってちょっと怖い

それと、お父さんの後半の表情すごいわかる(演技がすばらしすぎる)

刺したくなるよね

映画は全部が完璧

ラストもすとんときちんとしたところに置いてくれる

なのでもやもやがない

なになに?!!ってところがない

脳味噌が回ってぐるぐるする感じがない

それはそれで美しい一つの作品なのだろう

怖くて、美しい映画でした。

 

天外者 * 映画

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あけましておめでとうございます。

もう2日も終わろうとしていますが。。。

今日は「天外者」を観てきました。

派手な良さというより

しみじみ良かったです。

この時代ほど世の中が激変した時代はないのではないでしょうか

侍やちょんまげや刀がなくなるのですよ

そりゃまったく別の世界に行くようなものです

何としてでも変化を阻止しようとするのはしかたないかもです

暗殺もしたくなるものです

それでも命を懸けて世の中変える

五代友厚坂本龍馬伊藤博文。。。

この時代の人たちはほんとすごいです

日本の未来が希望で明るいんですから

自分たちの力で明るくするんですから

春馬君はすばらしい演技でした。

今は別の意味で世界が激変しています。

明るい未来は必ずあるよって

あの笑顔で見守ってくれていますね

年の初めの一番目 いい映画観れました。

今年もよろしくお願いします。

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