瀬戸内寂聴の『あなたは、大丈夫』を読んで
自分のことを考えた。
ああ、やっとシアワセになった と思うと
手のひらから砂がこぼれ落ちるように
シアワセはどこかに消えて不幸がやってくる
突然に
不思議だと思ってた
一生シアワセにならないようにできているのだ
その不幸というのは
神様からの最終ミッションなのだ
そのミッションを乗り越えれば
神様は永遠のシアワセをくれる
そこそこに生きてきて、そういう人生のカラクリに気づく
まあ神様からの進級試験みたいなものですね
私はその試験を受けたくもないのである
別に受からなくてもいいって感じだろうか
でもその試験は受かるまで千本ノックのようにやってくる
私ももうこうやれば受かるだろうみたいなこともわかってきている
なにがなんでも受けたくないというのは
神様を敵に回そうとしているのか
シアワセにはなりたくないと思っているのか
そんな試験に受かってまでシアワセになりたくなんかないと思うのか
一番の不思議は自分自身であった。