川っぺりムコリッタ * 映画

 

川っぺりムコリッタ観てきました。

荻上監督の作品は、食堂やめがねで癒され

彼らが本気で編むときは、や 珈琲いかかでしょうも大好きな作品です。

今回も暖かくてゆっくりしたお話しなのかと思いきや

いつもの作品とはちょっと違う

とうとう荻上監督もここまで行きついてしまったか、、、

まだお若いのに、、、

今回のテーマは『死』です。

いろんなことを思い出しました。

自分の子どものころも最初に出会った死は金魚だったように思います。

宇宙と交信できるとおもってましたし、

傘が1本あれば生きていけると小学校低学年のときは思ってました。

大人になっておんぼろアパートで暮らすようになり

この映画のように周りにはいろんな人が住んでいました。

ムロさんが、ご飯をもらいにいくのと同じで

私のところにも3歳の女の子が毎日朝ご飯を食べにきてました。

その他にも外人さんたちや隣は大学生の宗教信者の人が暮らしていました。

この3歳のお母さんはシングルマザーでガラガラ声のトラックの運ちゃんでした。

毎日いろんなことがあったけれど

あの頃が一番生きてる感はあったような気がします。

松山ケンイチさんはほんとに自然の一部のようで

荻上作品にピッタリだと思いました。

そして、ムロさん!すごいです

ムロさーーーーーーん!て叫びだしたい気持ちになりました。

今までそんなに気にしたことのない役者さんだったのですが

一気に気になり始めました。

満島さんの役も死んだ旦那を思い続ける奥さんでした。

死んだ人と生きてる人の境がペキっと切り離されているのではなく

うまい具合に混じりあっている

死んだ人も生きてる人も同じ空間にいるのかあと思いました。

残りの人生、余計なことをしている暇はないので

大事なことだけ大切に

その他は気にしないようにしていこうと思います。

 

この映画も9月に観ました。

9月に3本!こんなに観たい映画がある月は初めてです。

今年はいい映画の豊作のような気がします。