ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~ *  映画

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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~編を観た。

2020年11月にこのブログの「歳を取るということ」で書いた

ドキュメンタリーのその後の映画なのだけれど

ものすごく考えさせられた。

私は常々、最後は家で死にたいと言ってきた。

病院が嫌いだから、ただそれだけだけど

わざわざなんで病院に連れていかれて死ななきゃならないんだと思う。

延命なんて絶対に嫌だ

食べられなくなったら終わりでいい

だけれど この映画を観て

またしても現実を突きつけられる

家で死ぬということは

息絶え絶えになっている老人を病院にも連れていかず

見守るということ

そんなことできるだろうか。。。

殺人にならないだろうか

保護遺棄なんとか、、、っていう罪

本人がそうしたいと言っていたとか書いてあるとか言えば大丈夫なのだろうか

一度入院してしまったら寝たきり老人は二度と家には帰れないかもと知った。

入院したら家では死ねないということだ

だからここの、最初に入院がキーポイント

ここを全力で拒めば家で死ねるだろうか

意識がなかったら拒めないけれど

意識がないのならどこで死のうと一緒なのかな

家で死ぬことは、かなり難しいミッションだ

そんなことをぐるぐる考えた。

 

そしてこの映画は

入院したお母さんを毎日毎日手押し車を押しながら

1時間も歩いて見舞いに行くお父さん すごすぎる

お母さんうらやましい

究極の恋愛映画なのである。

その究極の恋愛映画を娘が撮るという

これまたなんという平和な世界。

信友直子監督ありがとうございます!