正欲  *  映画

「正欲」観てきました。

今年一番の衝撃作とチラシにあったので、、、、

衝撃度はないです。

水フェチの人はいるだろいし

でも水をみるとムラムラしてしまったり

水を見たくて出しっぱなしにせずにはいられなかったりは

それは生きづらいだろうと思いました。

3組の組み合わせがでてきます

ガッキー ✖ 磯村君

稲垣吾郎 ✖ 家族

女子大生(東野絢香)✖ 男子大学生(佐藤寛太

 

凄かったのは東野絢香さんの演技です

朝ドラのおちょやんで見たことあるなと思いましたが

それとは別人のように痩せて

ほんとにその役になりきって

佐藤君と対峙するシーン

あなたとだけは息が吸えるのっ、、、と

呼吸もできない中で生きていて、

一緒にいても息が吸える人はとても貴重な人です。 

すばらしかった

これから要チェックの女優さんですね。

 

吾郎ちゃん

ん?普通にいいお父さんじゃん?と思ってしまった

夕飯にチンしたカレーライスとか

子どもの食べるオムライスなんて出したら

うちの嫁はこんなのしか夕飯に出してくれませんって

SNSにあげられたてことあったっけ

不登校になるなんて言ったら

お前の育て方だと怒鳴られて子どもは殴られたりするけれど

吾郎ちゃんはそんなことはまったくしないし

暴力も振るわない

家がおもちゃだらけで散らかってても怒鳴らないし

ちゃんと子どものイベントにも付き合うし

夕飯も文句も言わないで食べてるし

めちゃ偉い旦那さんだと思うけど。

吾郎ちゃんの奥さんの方がずっと病んでいて

子どもの不登校を一番受け入れてないのはこのお母さんで

それがバレたくないというか一番子どもを理解してるのは

自分なんだって思いたいし思われたい

ましてや10歳の我が子が大人に身体を売ってたらそりゃ気が狂う

吾郎ちゃんの唯一最大の罪かなと思うのは

壊れていく妻をそのままにしてしまうってことかな

助けてあげられるのは夫のあなただけですよ

 

磯村君も暗くてセリフがそんなにないから表情で表現しなくちゃで

大変な役だったと思う。

「月」より難しいんじゃないかな。

吾郎ちゃんとガッキーが出会うシーンからが良くて

それまで白黒のように見える画面に色が付いていく感じ

ぱぁ~と色がひろがってくゆく

水の世界にしか住めない人が

同じ水の世界の人と出会って

もう絶対に離れないだろうなと

ハッピーエンドなんですよ

でも人間界に住む吾郎ちゃんは家族も離れてゆき、、、

ラスト、ドアがパタンと閉まってのエンドロールはめちゃよかった

歌もあってた

あんまりにも暗い映画だからどうなることかと思ったら

最後めちゃシアワセな二人に

心からホッとした。

良かった~!

 

でも徳永えりさんは嫌な役やったな~

昔はたくさんいたかもしれない

子ども産むなら早い方がいいとか

結婚こそがシアワセだって押し付けてくる人

今はほんといなくなった

子ども産まない人の方がシアワセ指数が高いみたいだし

みんなも気づき始めてるから水の世界の人じゃなくても

結婚しないことを選ぶ人たくさんいるからね

アニメのキャラクターと恋愛したり、架空の人と結婚したり

今はいろんな人がいるけど

犯罪はダメだと思うけど

原作読んでみようかな

 

終わってから あれ? 吾郎ちゃんは なんのフェチでもなかった?

なんのフェチのある役なんだろうかと思いながら観てしまったから

これこそが思い込みってやつですね