破戒  *  映画

妹と破戒を観てきました

なんと埼玉の上映は1館だけですよ

それも中心地から遠く!

観るのを諦めようかと思ったら妹が車で連れてってくれました。

差別の話だったので暗くなるかと思ったら

全然そんなことはなく美しいのです。

画面も言葉も

もちろん間宮君も

ほんとうに丁寧にお芝居をされていて

すばらしい作品でした。

物語が美しいのは

島崎藤村のお話しだからでしょうか。

島崎藤村で思い出すのは

まだあげ初めし前髪の、林檎のもとに見えしとき、、、、

学生の頃、大好きな詩でした。

日本語は美しい。

そして、猪子蓮太郎役の眞島秀和

「我は穢多なり。」

まっすぐで力強くて、この一言にすべてが詰まっていると思います。

この一言を言うことがこんなに苦しいことだなんて

こんなに多様性という言葉が氾濫している世の中で

いまだに部落差別があることに驚きます。

でも先人たちの命がけの勇気があって何年も何年もかけて

ようやくここまでたどり着けた

差別はなくなってはいないけれど

少しづつでも前進しているはず

子どもたちの涙も美しい

またまた斎藤汰鷹くんが出ていた!

私が観る映画、観る映画、出ているような気がするうれしい

 

そしてこの映画の60年前のキャストもそうそうたるメンバー!

観る機会があったらぜひ観てみたい

今回、観るのを諦めかけた映画だったけれど

無事に観ることができてよかったです

縁があったということですね。

アップするのがめちゃめちゃ遅くなりました

観たのは1ヵ月前くらいです<(_ _)>