ほつれる * 映画

 

 

「ほつれる」観てきました。(9月30日)

上映しているところがなくギリギリセーフで観れました。

加藤監督のは「わたし達はおとな」に続く私にとっての2本目。

 

不倫相手が目の前で死ぬようなことはそうそう起きないけれど、

いことは起きる。

普段、生活していると あるような人間のトゲトゲが山盛りの物語。

 

人はラクで心地いい方へ逃げていくから

麦ちゃんのは不倫(染谷翔太と)というか

避難所だわね

奥さんの「結婚したら一人としかセックスできませんよねっ」

には笑っちゃったけど

結婚ってそーいう契約なんだね 

そんな契約誰が好んでするんだろう

だから結婚する人が少なくなってるんだろうな

そりゃそうだ 。

 

染谷将太のお父さんが、

不倫の証拠を手に

これは、よりこさん(嫁)に話さないわけにはいかないって

まるで嫁の為にみたいな

不倫相手になんか会わない方がいいに決まってるんだから

麦旦那のお母さんや麦旦那の前妻との間の子は

話には出てくるけれど姿はみえなかったり

麦ちゃんの不倫相手の嫁も後ろ姿しか見れない、顔は見えそうで見えない

なんかプチホラーのような、、、

その上、誰一人いい人が出てこない(笑)

いさぎよすぎて笑ってしまう

ゆいいつ、ギリ大丈夫なのが親友役の華ちゃんかな サバサバしてて

でも、麦旦那から不倫してない確かめの電話に出たあとの、

麦ちゃんと焼き肉食べるシーンで

普通だったら、「あんたの旦那普通じゃないよ!!」って

女子トークになると思うのだけど

子どもの習い事の話をふつーにしてて

それもリアルにプチ怖かった。

 

麦ちゃんの旦那さんが一番のホラー

ラストはめちゃ気持ち悪かったけど

この気持ち悪さをかもしだせる田村さんはすごいと思った

麦ちゃんと、こんなキモイ旦那さんとの馴れ初めは?

なんで好きになったのか??

倫だったからだよね(子どもがいる人からの略奪愛)

ここに出てくる人は誰のことも愛してないし、好きでもないし、

ちろんいい人でもない

現実世界がそのまま映画になった感じ

エンドロールが音楽なしの無音だったのがこの映画にピッタリだった。

 

毎日の見えない、小さな意地悪、小さなトゲトゲ。

そんなことは言われなくてもわかってて

たぶんそういう日常から離れたくて映画をみるのかな~

無性にいい人しか出てこない寅さん系の映画が観たくなった。

 
現実はホラー映画より怖いのであった。
 

やっと投稿が追い付いた~

年を越さなくてよかった

あとは「正欲」と「飛んで埼玉2」を観て、、、

そう思ってたら、あれもこれも観たいものが次々に、、、

今年も終わりだ~!