金の国 水の国  *  映画

雪ですね

まったりしますね

思わぬ時間が出来ましたので今年初のブログ書いてます。

 

今年の1本目何にしよう、、、なんて思いながら

ピンとくるものもなく

そしたら、むむむ これはいいんじゃな~いと思ったのが

金の国 水の国」でした。

私の癒されたい願望がマックスだったのでしょう。。。

姫様の優しい感じに惹かれ、、、

それに宣伝に「2023年初泣き」とありましたから(^^;

でもアニメを観に行くなんて何年ぶりでしょう

もう予想以上に良かったです

笑えるところが満載で

賀来賢人の声がぴったり

実写でも合うだろうなと思いました。

姫様がぽっちゃりでとてもかわいい

天然の姫様にめちゃ癒されます💓

浜辺さんの初々しい声の感じにもピッタリ。

それに神谷さんの声がほんと神です。

 

笑えるところがシンプルでわかりやすく

アニメの良さだな~と思います

泣かせるところもしっかりあり

千年?もいがみ合って戦争を繰り返してきたのに

仲良くなるのは一瞬で

本当の戦争もこんなふうにならないだろうか

人間たちは、いとも簡単に最悪な状態から抜け出せるのではないだろうか

 

そしてそして

最後 エンドロールがこれまたすばらしい!

すべての登場人物のその後が優しい絵で巻物のように描かれていて

全員がシアワセになっている

最後まで泣かせてもらいました

美しい絵でした。

最初の1本がいい作品でよかった

今年もいい1年になりますね。

 

 

Dr.コトー診療所 * 映画

 

先週「Dr.コトー診療所」観てきました。

今年最後の映画は何にしよう~ なんて思ってたら

なんと11月に1本もみていない ガーン

(「わたしのお母さん」や「ある男」も観たかったTT)

そして

やっぱり最後はコトー先生かなあ

コトー先生にしてよかった

不覚にもめちゃめちゃ泣きました。

ストーリーは、いろんなことが山盛りで

ん?っと思うところがけっこうあるのだけれど

演技がすごい!

古メンバーはもうベテランしかいないから上手くて当たり前なんだけれど

もうねえ

朝加真由美さんなんか演技ですか??演技超えちゃってます。

筧利夫さんもセリフのないところの演技が最高なんです(涙)!

柴咲コウさんにしても、ガツンとやられます

泉谷さんと大塚寧々さんにいたっては年取ってないんじゃないですか

そしてそして

大御所の吉岡くん

彼は仙人になってしまった

北の国からでは、あんな小さな少年だったのに

笑顔はなんにも変わっていないのに

こんなところまで辿り着いてしまった

同じ年代なのでよけいに人生振り返っちゃいました

役者さんってほんとにすごいですね

16年経ってても、ちゃんとそこにいる

ここで生きている

やっぱり演技で作品って決まるんだなって改めて思いました。

そして

青い青い海

中島みゆき

銀の龍の背に乗って、、、

すっごい泣いて浄化された気がします。

 

平日の午前中行ったので

映画館がおじいちゃんおばあちゃんばかりで

画面で何かが起きると、どよめきや悲鳴や感想が同じところでおきて

なんてアットホームなんだ

島民の方々と一緒に観ているような(笑)

 

2022年

いい映画で締めくくれてよかったです。

MerryXmas🎄

 

もっと超越した所へ。 * 映画

「もっと超越した所へ。」観てきました。

上映期間が終わってしまう、ギリギリセーフ

観に行ってほんとによかった。

久しぶりの笑える映画が観れそう!

期待通り、めちゃ笑いました

そしてラストはなぜか涙が、、、

だって前田敦子がかっこよすぎるのだもの

前田敦子、最高!!!

テンポも良くて、退屈な所がまったくない

めちゃめちゃよかったです。

4組のカップルが出てきます。

前田敦子菊池風磨

趣里千葉雄大

黒川芽以三浦貴大

伊藤万理華オカモトレイジ

どのペアもまあ現実にもあるかなあって感じなのですが

スゴロクのようにペアが変わり

誰と組んでも同じということでしょうか^^

 

最初は万理華ちゃんペアが一番いいかなと思ったら

とんでもない一番ヤバいやつオカモトズのレイジさん

俳優さんじゃないなんて!めちゃ自然でしっくりきてた

一番いい人に見える、、、のだが一番のクソ(笑)

風磨君もかなりクソ男なのだか

風磨君の人の好さが、そこまでクソ男に見えない(笑)

三浦さんも身体が役作りなのかドンピシャなのである

演技がうまいからか、役はかなり変な人なのだけど違和感がない

一番キツイのは千葉君かなあ

口を洗わられたらね~そりゃないわ

女子の方は、たぶん真知子はもっとダメ女なのなだと思うけど

前田敦子だからかそこまでのダメ女に見えない

趣里ちゃんタイプも一番、世の中にいそうな感じ

未来的にはこのペアが一番きついかも

一番安心してみれる黒川さん

男はこういう母のような女の人大好きでしょう

ほんとに男とは子どもができると逃げる生き物なんですよ

一番ダメ女の伊藤万理華ちゃん

別れた男にお金送り続けるなぞ???

ギャルの万理華ちゃんかわいかった~♡

マンボウやしろの脚本でドラマに出てたのをみていいなぁと思ってました

気になる女優さんです

 

クズ男たちを米を理由にして

まっいっか

と元のさやに戻るダメ女たち

結局のところ

この女たちが母親になり男の子を産みクズ男を作るのである

彼女にしろ母親にしろ、クズ男を作るのは女たちなのである

もれなく私もその一人

ダメじゃない男もダメ男にしてしまう(爆!)

最悪じゃ

最後はすべて祭りごとにしてアドレナリンをバーっとだして

いろんなことを見ないようにして(これが大事)

うやむやにしてダメ男と生活を続けていくのである。

世の中にはダメ男を立派な男にしてしまう女の人もいる

同じようにすれば幸せな女になれるのだろうけど

自分はできないというより

したくもない

だったらダメ男のままでもいいかっ

とおもってしまう、、、心底ダメ女ですね(笑)

 

それでも

歳をとると

男も女もなくなって人と人になり

(けっこういいパパになっていて子どもの運動会で走っていたりする)

ああこんなお祭りも昔あったなあ

とすべていい思い出になってしまう

脳みそとは都合のいいようにできている

ああ面白い映画だった

 

今年はあと何本みれるかなあ

 

 

川っぺりムコリッタ * 映画

 

川っぺりムコリッタ観てきました。

荻上監督の作品は、食堂やめがねで癒され

彼らが本気で編むときは、や 珈琲いかかでしょうも大好きな作品です。

今回も暖かくてゆっくりしたお話しなのかと思いきや

いつもの作品とはちょっと違う

とうとう荻上監督もここまで行きついてしまったか、、、

まだお若いのに、、、

今回のテーマは『死』です。

いろんなことを思い出しました。

自分の子どものころも最初に出会った死は金魚だったように思います。

宇宙と交信できるとおもってましたし、

傘が1本あれば生きていけると小学校低学年のときは思ってました。

大人になっておんぼろアパートで暮らすようになり

この映画のように周りにはいろんな人が住んでいました。

ムロさんが、ご飯をもらいにいくのと同じで

私のところにも3歳の女の子が毎日朝ご飯を食べにきてました。

その他にも外人さんたちや隣は大学生の宗教信者の人が暮らしていました。

この3歳のお母さんはシングルマザーでガラガラ声のトラックの運ちゃんでした。

毎日いろんなことがあったけれど

あの頃が一番生きてる感はあったような気がします。

松山ケンイチさんはほんとに自然の一部のようで

荻上作品にピッタリだと思いました。

そして、ムロさん!すごいです

ムロさーーーーーーん!て叫びだしたい気持ちになりました。

今までそんなに気にしたことのない役者さんだったのですが

一気に気になり始めました。

満島さんの役も死んだ旦那を思い続ける奥さんでした。

死んだ人と生きてる人の境がペキっと切り離されているのではなく

うまい具合に混じりあっている

死んだ人も生きてる人も同じ空間にいるのかあと思いました。

残りの人生、余計なことをしている暇はないので

大事なことだけ大切に

その他は気にしないようにしていこうと思います。

 

この映画も9月に観ました。

9月に3本!こんなに観たい映画がある月は初めてです。

今年はいい映画の豊作のような気がします。

 

さかなのこ  *  映画

「さかなのこ」観てきました。

初のレイトショー!

のんさんがさかなクンを演じています

なので実話なのにファンタジーのような不思議な世界です

のんさんは役にピッタリでよくこのキャストを考えたなーと

それだけでも監督すごいと思ってしまいます。

さかなクンの人生にはびっくりですが

お母さんがすごいのです

すべてを肯定してくれます

完全にさかなクンの味方です。

私も娘にこういうふうに接していたつもりでしたが

それは私の勘違いだったような、、、

娘もさかなクン並みの自由人ですが私からか離れてゆきました(爆!)

 

さかなクンのお母さんは愛情深く、いつも さかなクンの味方なので

一見この間観た「ぜんぶ、ボクのせい」と対極にある話のような気がしますが

途中からお父さんが出てこなくなります。

虐待まではいかなくても

完璧な両親に育てられる子どもなんているのでしょうか

母も父もみんな仲良くて、なんて家庭は

何パーセントもいないんではないかと思います。

みんな大人たちも試行錯誤して悩んで失敗して

それでもなんとか生きていく

家族が素晴らしいから成功するわけでもない、、、

 

さかなクンは、自分の『好き』をつらぬいてシアワセになりますが

周りにはよい友達がたくさんいてみんなが助けてくれます

友達役の不良たちに磯村君や柳楽君や天音さんも出ています

天音さんはセリフのタイミングというか間の取り方が絶妙で

超かっこいいです。プロの技をみせていただいたような、、

編み編み洋服の時は笑ってしまいましたが^^

みんな、人のよいさかなクンに影響を受けていきます。

途中何度か本物のさかなクンが出てきて

ファンタジーから現実に引き戻されてしまいますが(笑)

自分の想う道を進んでいくしかないってことですね

 

人に意地悪もせず、偏見もせず、誰のことも悪い目でみない

一心不乱に好きなことをする

それが、一番のシアワセへの近道なのかもしれません。

 

 

ぜんぶ、ボクのせい  *  映画

「ぜんぶ、ボクのせい」観てきました。

この手の映画は怖くてみれないのだけれど

なぜかこれは観なくちゃいけない!と思いました。

冒頭のシーンがすでに怖い

なのでラストはどんなに恐ろしいことが、、、

こちらの予想を超える終わり方にしなければつまらないわけだからと思うと

ラスト、しっかり、超えてきましたねー、衝撃です

松本優作監督すごいなーこれが長編デビュー作だなんて

この間の加藤監督もすごい才能だと思ったけれど

新人の若い監督さんたちの発想がすごい 

 

主人公のゆうた役白鳥君が、これまた新鮮で

リアリティーがありすぎて本物のドキュメンタリーかと思ってしまう

そして母親役の松本まりかさんですよー

私は親から産まなきゃよかったと言われ続けて大人になったので

ゆうたみたいに親に会いたい、親と暮らしたいと思ったこともないので

あんなに一緒にいたいと言うゆうたがすごいと思った

愛情はあるに違いないのだけれど、それを受け入れられない母親

松本さん素晴らしかったです。

そこに若葉君が松本さんの男なのだけれど

こういった場合現実の世界では連れ子は殴られるのだけれど

DVはまったくない 殴らないのです

それがまた切なさを倍増させるのですよ(涙)

若葉君のたたずまいがこの人にもいろんな子ども時代があったのだろうと、、

もちろんゆうたのママにも、、、と容易に想像できる場面なのです

依存しなければ生きていけない

それで犠牲になるのは子どもなのだけれど、、、

そしてオダギリジョー

ほんとにすごかった 包容力というか温かみというか

ゆうたとの関係がまた切ない

そして気にかけてくれる女子高生役、川島鈴遥さん

この子はマグダラのマリアのよう、女神さまです。

すべての人が救われます。

他にも太賀くん、ホッとしました。

オダギリさんとのやりとりはなくてはならないシーンですね

木竜さんもこの間の役とは別人で役作りすごいですね。

 

そしてラスト、、、

素のような白鳥君が別人になります、、、ほんと衝撃です

このシーンのためだけに物語があったのではなかろうか

そして大滝詠一さんの「夢で逢えたら

もう完璧です。

すべての災いも苦しみも夢の中ではシアワセなのです。

 

ワーー!号泣って感じじゃなくて

観た後にじわじわくる映画です。

映画の後に喫茶店ナポリタンを食べたのですが

それがむかーしのナポリタンをの味で

映画を思い出して泣きながら食べました。

 

このあと、ゆうたがどうなってゆくのか

まったくの観た人のそれぞれの想像にになってしまう

普通ああこういう未来なのね、みたいな道筋が見えるのだけれど

それがまったく見えない

すべてを観る者にゆだねてしまう監督!!!

これほどゆだねられたことがないので、ほんとびっくりでした。

いまだに泣けてしまいます。

すみません観てから何週間かたってますm(__)m

台風がきてますが、皆様くれぐれもお気をつけください。

 

 

破戒  *  映画

妹と破戒を観てきました

なんと埼玉の上映は1館だけですよ

それも中心地から遠く!

観るのを諦めようかと思ったら妹が車で連れてってくれました。

差別の話だったので暗くなるかと思ったら

全然そんなことはなく美しいのです。

画面も言葉も

もちろん間宮君も

ほんとうに丁寧にお芝居をされていて

すばらしい作品でした。

物語が美しいのは

島崎藤村のお話しだからでしょうか。

島崎藤村で思い出すのは

まだあげ初めし前髪の、林檎のもとに見えしとき、、、、

学生の頃、大好きな詩でした。

日本語は美しい。

そして、猪子蓮太郎役の眞島秀和

「我は穢多なり。」

まっすぐで力強くて、この一言にすべてが詰まっていると思います。

この一言を言うことがこんなに苦しいことだなんて

こんなに多様性という言葉が氾濫している世の中で

いまだに部落差別があることに驚きます。

でも先人たちの命がけの勇気があって何年も何年もかけて

ようやくここまでたどり着けた

差別はなくなってはいないけれど

少しづつでも前進しているはず

子どもたちの涙も美しい

またまた斎藤汰鷹くんが出ていた!

私が観る映画、観る映画、出ているような気がするうれしい

 

そしてこの映画の60年前のキャストもそうそうたるメンバー!

観る機会があったらぜひ観てみたい

今回、観るのを諦めかけた映画だったけれど

無事に観ることができてよかったです

縁があったということですね。

アップするのがめちゃめちゃ遅くなりました

観たのは1ヵ月前くらいです<(_ _)>