渇水  *  映画

渇水」観てきました。(6月3日)

連チャンの投稿になってしまいました(^^;

 

画面が古い感じがしたら

フィルムで撮影しているとのこと。

すごいこだわって作っているのがわかる

リアルな話なんだけど映像がファンタジーな感じ。

 

確かに昔は日照りの日が続いてた年もあったなあ

水道代払わないと止められて

公園に水を汲みにいかなくちゃならない姉妹は切ない

水がなかったら生きていけないもの

そりゃ、よそから拝借もしたくなる

転んでしまう姉の感情がほんとに痛かった

こういう状況でも妹はほんとに強いよね

プライドでお腹はふくれない

 

斗真君も淡々とした演技(死んだ目)がほんと上手

途中までの展開はほんとによかった

公園で水をまくあたりから、間延びしてしまったような気がする

もったいない

ラストは、姉妹は施設に保護されるのだけれど

施設に行くことがシアワセなのかはわからない

もう安心していいんだからねと役所の人が優しいのは

子どもがおとなしくしているときだけ。

私は姉妹がこっそり服のままプールに入った後

その後の映像はないのだけれど

ずぶぬれで役所の大人たちに恐ろしいくらい叱られるんだろうなと思った

大人なんてそんなもの。

一緒に観に行った友だちは

プールで死んじゃったのだと思うと言った

そうか

天国いっちゃったのかな

お姉ちゃんはそれが一番シアワセなのかもしれないけど

妹ちゃんは凛々しく生きていけたと思うよ

 

門脇麦ちゃん、ダメダメな母役だけど

やっと出会った安心できる男

「恋人たち」の篠原さんだった

この母に一番シアワセになってほしいって思った

篠原さん絶対裏切らないでと思った。

磯村君は観たいと思う映画全部出てるんじゃないかっていうくらい出てるけど

見飽きた感もなく、いつも違った磯村君ですごいわー

宮世くんとの共演もこちらはちょっと嬉しかったりして。

 

この作品って制作が藤島ジュリー景子さんなのよね

いい作品作りたいっていう想いがあっただろうに、、、。

 

今年の夏は人生で一番暑かった

息をするのも辛くなるような夏だった

お金があっても水が買えない日がくるかもしれない。

 

 

 

 

TOKYO MER 走る緊急救命室 * 映画

「TOKYO MER 走る緊急救命室」観てきました。(5月6日)

ドラマも大好きで、映画版もめちゃめちゃ良かったです

出だしから かっこいいのです!

鈴木亮平の登場からやられてしまいました

スーパーマン?!仮面ライダーウルトラマン?! というくらい

ヒーローがやってきた!!感がすごいです。

 

ストーリーとしては

あんなに火がボウボウ燃えてたら

一酸化炭素中毒で死んでてもおかしくないけど

みんなギリギリで助かります。

高層ビルの火事は怖いです

むかーし、むかしの映画

タワーリング・インフェルノという映画を思い出しました。

タワーが燃えて人がたくさん死んで

人の欲望がむき出しでめちゃめちゃ怖い映画です。

 

安心してください

MERはみんな助かります。

そう思うと

ドラマで死んでしまった、しおりちゃんがとっても残念

唯一の死者

こういう話しは、死なないからいいのです。

 

しかし、ほんとうに

鈴木亮平はかっこいい!

仲里依紗ちゃんも最高!

杏ちゃんも賀来さんも素敵です。

安心して観れるいい映画です。

 

 

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命/決戦 * 映画

 

「リベンジャーズ2」観てきました。(4月と7月)

まずは「運命」

相変わらず、血だらけで怖い

1作目もすごかっけれど、

原作をしらない私は、物語の展開がかわいそうすぎるとただただびっくり。

 

そして「決戦」

めちゃめちゃかっこ良かった~~!!

テーマは

『仲間は見捨てない』

自分を正当化するために、さらに悪いことをしてしまう影虎(虹郎くん)

ほぼ、馬場圭介の話になっていて切なかった。

永山君にもほんとうの仲間がいれば、

大麻をやっていなかったかもしれない

現実とリンクしてしまう内容によけいに涙が出てしまった。

上映できただけでもほんとによかった。

 

希咲(間宮くん)もあそこまで悪になぜなってしまってのか

原作を読めばわかるのかな

悪役の間宮くんもかっこいい!

高杉君は意外にもに似合ってましたね

かわいい感じの中にあるピリッと感がいいんですよね

 

そしてそして、ラストの歌『儚くない』が もう~最高!!

SUPER BEAVER ボーカル渋谷さんの声がバイオリンみたいな

楽器のように響く声なのです

映画にピッタリ

磯村くんは映画に一瞬しか登場しなかったけど

エンドロールにイラスト付きの名前が一画面に一人づつバンっ!と出るのだけど

磯村くんの名前も出てきてた~

歌とイラストとかっこいいエンドロール!

 

私の中で暴走族といえば『湘南爆笑族』大大大好きな漫画。

40年?くらい前に流行った漫画なのだけれど

この漫画が映画化されたときのショックはそうとうなものだった

別のものなんだと自分に言い聞かせた

でも当時のキャストの方々は今も第一線でご活躍されているので

それはそれですごいと思う。

 

40年経って暴走族の漫画が流行るなんて夢にも思わなかった

「仲間」とか「友情」ってレトロな感じなのだけど

いつの時代になっても変わらないんだなあ

 

 

頂いたポストカード

 

ロストケア * 映画

3月に「ロストケア」観てきました。

今は10月、、、爆!

これをみてから全然ブログが更新できなくなってしまって、、、

6月に投稿した「波紋」まで4作くらい?観ました。

ヤバいです、今年が終わらないうちに観たやつ記録を

残しておかなければ(-_-;)

 

ロストケアは

こんな人いないだろうっ、、、

関係ない第三者が、大変だろうからって殺人を犯してくれるんですよ

自分を救ってくれるのです

(救ったかのようにみえる)

それも報酬もなく

42人も

本当に優しい人なのかもしれません

こんな人いないよーと思ってしまったので

フィクションとして観てしまいました。

でも現実に介護の問題はたくさんあるわけで

役に松山さんのやさしさがにじみ出ていて

この作品がより切ないものになってると思います。

 

松山ケンイチ長澤まさみ

二人芝居を観にいったかのように醍醐味がありました。

これは一見の価値ありです。

 

ずんのやすさんがいい味だしてます

坂井真紀さんはさすが女優さん

めちゃよかったです。

 

年取ってボケちゃって家族に迷惑かかっちゃって

昔の姥捨て山などは理にかなった制度だったのかもしれません

年取ったら病気なんて治さないで

食べられなくなったら終わり

そのままそこで自然に死なせてむらうわけには

いかないでしょうか

 

前にニュースで寝たきりのお母さんをそのままにして

凍死させてしまった事件がありましたが

お母さんが息子に下の世話はしなくていい

何もしなくていいって言った気持ちもわかります

もうそのままにしといてほしい

動けなくなったらあとはもう静かに死にたいです。

息子さんが罪に問われるのは不思議な気がしました。

お母さんの望みに応えただけなのですから。

そばにいてくれただけでありがたいです。

 

一見、問題の種がなくなれば問題もなくなるような気がしますが

そういうわけでもなく

いろんな映画をみていくと

PRAN75が一番いい政策なんじゃなかろうかという気になってきました。

歳を取ることが恐ろしい

出生率などあがるわけありません。

 

自分は迷惑かけないで自宅で死にたい!と思っているけれど

望み通りにはゆかないのかなぁ、、、、

 

 

 

月  *  映画

 

「月」観てきました。

かなり覚悟を決めないとみられないなと思いました。

観てしまったら犯人は悪くないって思わされてしまうんじゃないか

という不安がありました。

犯人は神でも英雄でもないのに。

 

この役を引き受けた俳優陣を尊敬します。

特に磯村君はよく引き受けたと思う。

ほんとにすごかった。

 

正直に感想を言うと

私が被害者の人だったら

さとくん、殺してくれてありがとうって思う。

監禁されるのも嫌だし

拘束されるのも嫌だし

暴力は問題外だし

死ななきゃ外に出してもらえないなら

自分で死ぬことができないなら

殺してくれてありがとうと思う。

でもこれは私の思うことであって

ほんとうの被害者の人たちの気持ちはわからない

想像しかできない

悔しくて恨んでるかもしれない

 

やまゆり園みたいな障害者施設があんな山の中にあるなんて知らなかった。

人間は100%健全で健康な人が生まれてくるわけではなく

どうしても何パーセントかは障害のある人が生まれてしまう

もしかしたら

それは私だったかも

(といっても私も生まれつき身体が不自由だったりしますが、、、),

たまたまこの世では

やまゆり園の人たちだったかもしれないけれど

自分だったかもしれないのだから

ないがしろにしていいはずもなく

重度に障害があっても

人として生きていくことはできないのだろうか

たとえ頼まれても人が人を殺してはいけないのだから

 

職員の人たち

あんな陰湿な意地悪を喜んでやれるようでは

職員の人こそ、もう人ではなくなってしまっている

お世話をする方も気づかないうちに病んでしまう

誰も幸せになれない

ほんとにどうしたらいいのだろうか

 

二階堂ふみもこの役辛かったろうに

宮澤りえも「気」がすごかったです

オダギリジョーは唯一の癒しでした。

磯村君は病んでしまってないだろうかと心配になりました。

 

実は「ロストケア」を観てから感想がまったく書けず

だいぶ飛ばして「波紋」を書いて

でも

今宵の月が映画のような三日月で

「月」は書かなきゃって

井上陽水の「東へ西へ」が切ないです。

 

 

 

波紋  *  映画

 

「波紋」観てきました。

磯村君が出ていたのでどうしようかと思ったら

荻上監督じゃないですかーー!

今までの作風とは違う

意地悪な人、イライラする人がたくさん出るんです(笑)

しょっぱなは光石さん!

ほんと超ブチ切れました。

家を捨てたのに、がんになったからとのうのうと帰ってくる

ほんとにこういうオヤジいるでしょ!って感じです。

そしてそして女優陣がすごすぎる

みんな演技がプロなんです、当たり前なのですが(^^;

主人公の絶望の前には宗教がありました。

キムラ緑子

江口のりこ

平岩紙

同じトーン、同じ熱量、同じ怪しさ

バランスが取れすぎていて、それがさらに怖さを増すみたいな

監督の思惑をすべてわかっているこの演技

ほんとにすごい

お隣の安藤玉恵もしかりです。

緑子さんなので騙そうとしてるわけではなく

ほんとにいい人なのかもと途中思ってしまいました(^^;

騙されても致し方ない

そして最強に意地悪なのが磯村君の連れてきた婚約者

今のお話 たくちゃんにしちゃってもいいですかぁ~って笑いながら言うあの感じ

ほんとにクソ

それに気がつかない男たち

アホだなぁと思う

主人公は

失踪していた旦那を家に入れてあげるし、ご飯も作る

高額な治療薬代も出し、葬式まであげてあげる!

ほんとうに優しいのは誰?

 

笑えるシーンもけっこうあって

点滴のシーンは会場から笑いが起きました

映画館で観るっていいなと思います。

ほんとに主婦って割に合いませんよね

木野花さんが言う「やっちまおう」にやられてしまいました。

ありがとう!ありがとう!ありがとう!って感じです

やっちまえば、じゃなくて やっちまおう、だよ

そう、、、やってしまいましょう

そして

この映画のポイントの一つ「人を呪わば穴二つ」の呪縛。

私も若いころは、やったことや言ったことが

ブーメランのように自分に返ってくるので

ほんと恐ろしくて

ムリに、いい人になろうって思った時期もありました

でもおばさんになった今となっては

ブーメランのように返ってきても、なにも思わなくなりました(笑)

言わなかったり思わないようにしたりして、苦しい思いをするより

ブーメランが跳ね返ってきた方が100倍健全だったのです。

でも、、、恨みを受けるのはダメです、恨みは呪いになるから

呪いは命も持ってかれます

どんなにいい人でも妬みや嫉みを受けてしまうこともありますから

絶対に恨まれないということはありません

速攻逃げましょう。

 

木野花さんのゴミ屋敷の家

まさに現実に去年、友人の家の扉を開けたらゴミ屋敷だったことがありました。

私はとても掃除してあげることはできませんでしたが

主人公はゴミ屋敷をきれいに掃除して

自分を取り戻してゆきます。

ラストの主人公のエネルギーがものすごくて

深淵からよみがえった火の鳥のように

筒井さんが素敵でした

いろんなことから解放されてほんとうの自由がやってくる。

そうそうたる俳優陣の中で主演の筒井さんは光り輝いていました。

磯村君もこの中での息子役しっくりきてました。

柄本明さんが出ていたり、よく見るとムロさんも出ていたり

贅沢な映画です。

 

荻上監督の作品はかもめ食堂から観てますが

この間の 川っぺり~で とうとうこんな所まできてしまったのか

と思いましたが

今作は、その上を軽々超えて

荻上作品の中で一番好きな作品になりました。

人生に絶望は何回もやってきます

人を呪いたくなるようなことも起きます。

せめて40代で観たかったなあ

「やっちまおう」のお守りがほしかった。

 

 

 

湯道 * 映画


「湯道」観てきました。

銭湯大好き!

公開したら絶対観ようと思っていた1本です。

小山薫堂さんの企画・脚本です(薫堂さんが湯道をつくったとは!) 

薫堂さんのラジオたまに聞きます

優しい方だなあと思っていました

湯道も、やさしくゆっくりできる映画でした。

ジェットコースターに乗せられてるようなスリリングがない安心感。

 

しょっぱなから

窪田くんの身体が美しい

細いのにあんなにきれいに筋肉がついていて芸術作品

ほんとにすばらしい

アカデミー賞もおめでとうございます)

次に

天童よしみ&クリスの歌声

こりゃ泣けちゃうよ

そして錚々たるベテラン陣!

小日向さん、戸田恵子寺島進夏木マリ柄本明角野卓造

吉田鋼太郎にいたってはキャラ作りが完璧

なんて贅沢な映画なんだ

そしてそして主役の

生田斗真

濱田岳

橋本環奈

いいですねえ

三人のバランスがいい

平和です

だいたいこうだろうなと予測したストーリーで進んでいくのに

つまらない感はまったくありません

安心して観られるというのは大事なことです。

そして最後の大合唱(泣)

you are my sunshine ~

こころも整いました。

明日もがんばろっ